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投稿日: 2025年2月26日

【パチサミ公式コラム】「第三のパチスロ ビビッとBT!」 ボーナストリガー(BT)搭載パチスロ機の想定される遊技性とスペックを紹介!

2024年8月に発表された新たなタイプの遊技性「ボーナストリガー(Bonus Trigger 略称:BT)」は、射幸性に頼らないシンプルで遊びやすい遊技性を持ち、市場におけるATタイプとノーマルタイプという二極化した状態の中間地点となるところを目指したものです。現在よりも多種多様で、ユーザーに幅広い選択肢を与えるパチスロ市場を創っていきたいと考えています。

▲遊技機のカテゴライズイメージ

※MY(エムワイ):1日の最大差枚数。上記は各遊技性に対して想定されるおおよそのMY。

また、日電協では「第三のパチスロ ビビッとBT!」をコミュニケーションワードとして、以下のキービジュアルでボーナストリガーの周知を広めていく予定です。


ボーナストリガー導入に至る経緯や基本的な内容に関しては、【パチサミ公式コラム】に記事を掲載していますのでぜひご覧ください。

▲ボーナストリガーの基本

それでは本コラムでは、遊技機メーカーの開発が進んで想定されるボーナストリガー搭載機(以降、BT機)の遊技性やスペックの例をご紹介します。

BT機で想定される遊技性

BT機では、従来のノーマルタイプと比較して主に以下のような5つのタイプの遊技性が想定されます。

タイプ名概要
従来のノーマルタイプBBとRBを有する完全確率タイプ
①ループタイプボーナスが連荘するループタイプボーナスを実現
②ノーマル+プレミアループタイプ基本はノーマルタイプだが、低確率で突入する高継続率ループボーナスを実現
③引き戻しループタイプボーナス当せんで必ずBTに突入し、ボーナスの引き戻しループを実現
④ボーナス2回セットタイプ2種類のボーナスを繋げることで、ノーマルタイプを超える枚数を実現
⑤ボーナス獲得枚数上乗せタイプ複数のボーナスを繋げることで獲得枚数上乗せボーナスを実現

以降、上記の遊技性についてくわしくご紹介します。なお、紹介内容にある各種図柄やボーナス払い出し枚数などの数値は紹介にあたっての一例であり、必ずしもこの図柄や枚数に固定されるものではありません。

従来のノーマルタイプ

BBとRBを有する完全確率タイプです。

通常時の遊技は1~3枚の遊技枚数を選び、遊技枚数ごとに常に同じ確率でBBやRBといったボーナスが抽選されています。ボーナスに当選し図柄を揃えることができれば、一定の獲得枚数を得るまでボーナスが継続します。ボーナス終了後はまた通常遊技に戻り、ふたたび遊技枚数を選んで遊技します。

このように従来のノーマルタイプでは、通常遊技のどのタイミングで遊技しても同じ条件であるというのが特徴になります。

①ループタイプ

ボーナスが連荘するループタイプボーナスを実現したBTタイプです。

▲ループタイプ例

3枚遊技を通常時とし、通常ボーナスであるBB(赤7揃い)に当選すると156枚、RB(BAR揃い)に当選すると96枚の払い出しを獲得して、3枚遊技の通常時に戻ります。BTボーナス(青7揃い)に当選した場合、100枚の払い出しを獲得して1枚遊技の高確に移行します。

1枚遊技に移行すると、高確率でBB・RB・BTボーナスのいずれかに当選します。上記の例では、1枚遊技の高確で通常ボーナス(BB・RB)とBTボーナスが1:1で当選し、BT BONUSは50%でループします。以上が、BTボーナスに当選するとBTボーナスが継続する「ループタイプ」です。

②ノーマル+プレミアループタイプ

基本はノーマルタイプですが、低確率で突入する高継続率ループボーナスを実現したBTタイプです。

▲ノーマル+プレミアループタイプ例

3枚遊技を通常時とし、通常ボーナスであるBB(赤7揃い)に当選すると210枚、RB(BAR揃い)に当選すると104枚の払い出しを獲得して、3枚遊技の通常時に戻ります。低確率のBT BONUS(白7揃い)に当選した場合、100枚の払い出しを獲得して1枚遊技の高確に移行します。

1枚遊技に移行すると高確率でBT BONUSが抽選され、そのループ率は85%です。残りの15%に相当するBB・RBに当選すると、3枚遊技の通常時に戻ります。以上が、低確率のBTボーナスに当選すると高確率でBTボーナスが継続する「ノーマル+プレミアループタイプ」です。

③引き戻しループタイプ

ボーナス当選で必ずBTに突入し、ボーナスの引き戻しループを実現したBTタイプです。

▲引き戻しループタイプ例

3枚遊技を通常時とし、BB(赤7揃い)に当選すると170枚、RB(BAR揃い)に当選すると90枚の払い出しを獲得して、いずれの場合も必ず1枚遊技の高確に移行します。

1枚遊技に移行すると、高確率でBB・RB・小当たり(上記の場合はリプレイ・リプレイ・ベル)のいずれかに当選します。ボーナス(BB・RB)に当選すると再び1枚遊技に移行し、小当たりに当選すると3枚遊技に戻ります。上記の例では50%でボーナスに当選し、1枚遊技がループします。以上が、ボーナス終了後に必ずBTに突入して一定の確率でボーナスを引き戻せる「引き戻しループタイプ」です。

④ボーナス2回セットタイプ

2種類のボーナスを繋げることで、ノーマルタイプを超える枚数を実現したBTタイプです。

▲ボーナス2回セットタイプ例

3枚遊技を通常時とし、BT突入となる1セット目のボーナス(赤7揃い)に当選すると180枚の払い出しを獲得します。1セット目終了後、1枚遊技の高確に移行してすぐに2セット目のボーナス(上記の場合はリプレイ・ベル・リプレイ)に当選して130~170枚の払い出しを獲得します。2セット目が終了すると、3枚遊技の通常時に戻ります。なお、RB当選後は遊技枚数が変わらず通常時に戻ります。

以上が、1セット目と2セット目が連続することで獲得枚数が310~350枚となり、従来のノーマルタイプを超えた枚数で1つのBBと見せる「ボーナス2回セットタイプ」です。

⑤ボーナス獲得枚数上乗せタイプ

複数のボーナスを繋げることで獲得枚数上乗せボーナスを実現したBTタイプです。

▲ボーナス獲得枚数上乗せタイプ例

3枚遊技を通常時とし、BT突入となる初回ボーナス(赤7揃い)に当選すると110枚の払い出しを獲得します。初回ボーナス終了後、1枚遊技の高確に移行し、50%の確率で上乗せボーナス(上記の場合はリプレイ・ベル・リプレイ)、50%の確率で終了ボーナス(上記の場合はリプレイ・ベル・ベル)に当選して、ともに110枚の払い出しを獲得します。上乗せボーナスに当選した場合は、再び1枚遊技の高確に移行して同様の抽選を行います。なお、RB当選後は遊技枚数が変わらず通常時に戻ります。

50%の確率で上乗せボーナスに当選し、50%の確率で終了ボーナスに当選するため、平均獲得枚数としては110枚+110枚+110枚=330枚となります。最少では初回ボーナス110枚と終了ボーナス110枚の計220枚となり、上乗せボーナスに当選し続ける限り払い出し枚数は増加し続けます。以上が、1枚遊技の高確で上乗せボーナスと終了ボーナスを抽選することにより1つのBBで獲得枚数が上乗せされているように見せる「ボーナス獲得枚数上乗せタイプ」です。


今回は5タイプの遊技性やスペックを紹介しましたが、各メーカーが仕様を検討、開発していくことで今後は様々なタイプの遊技性を持ったBT機のリリースが想定されます。設置開始時期につきましては今後の状況を見ながら発表いたしますので、続報をお待ちください。

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