コラム コラム

投稿日: 2024年1月31日

【パチサミ公式コラム】2023年パチスロシーンを振り返る。スマスロの本格導入、数々のファン向けイベント開催など復調へ!

2022年11月21日に導入が始まったスマスロ(スマートパチスロ)の本格導入。そして日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)を主体としたファン向けイベントの開催、パチスロ参加人口や稼働状況に回復の兆しが見えてきた2023年のパチスロシーン。そんな1年間を四半期に分けて主な出来事と登場機種を交えて振り返ってみましょう。 なお、2023年のパチスロ登場機種は全73機種になり、そのうち29機種がスマスロになります。


[table id=65 column_widths=”12%|60%|18%|10%” /]


2023年1~3月のパチスロシーン

パチスロ稼働状況3年9か月ぶりプラス圏に回復

▲パチンコパチスロ別、稼働状況推移

2023年1月(2022年12月期)、スマスロの好調を受け、パチスロの稼働状況が大幅に回復。2019年3月以来3年9か月ぶりにプラス圏まで回復しました(シーズリサーチ調べ)。

n=回答ホール法人数
縦軸=景気局面の総合判断や予測と景気転換点の判定に利用される景気動向指数のひとつ。数値化しにくい業況感を指標化できるので、景況の先行きを判定するために使われる。DI値は、調査対象企業に「良い」「さほど良くない」「悪い」というような選択肢の質問を行い、「良い」の回答構成比から「悪い」の回答構成比を差し引いて算出。DI値は+100からー100の間をとるが、プラスならば景気拡大期、マイナスならば景気減速期と判断される。

★ホール4団体 広告宣伝ガイドライン策定

2023年2月9日、全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)、日本遊技関連事業協会(日遊協)、MIRAIぱちんこ産業連盟(MIRAI)、余暇環境整備推進協議会(余暇進)のホール関係4団体により「広告宣伝ガイドライン(第1版)」が発表されました。

★「スマスロ、はじまる。」プロジェクト第2弾開始

「パチスロサミットONLINE」にて、フォロー&リツイートやクイズによるプレゼント企画「スマスロ、はじまる。」プロジェクト第2弾がスタートしました。

代表的な機種

▲1~3月の代表的機種

[table id=66 column_widths=”60%|15%|25%” /]

■情報提供:株式会社ピーワールド・インサイト
※値は全国パチンコ店情報サイト「P-WORLD」加盟店の登録台数から算出した2023年1月~12月の推定導入台数です。

新筐体となりましたが、レバーON時にハイビスカスが点滅すればボーナス確定というシンプルさは変わらない『キングハナハナ-30』は、根強いファンの多い30Φノーマル機として3月に登場。

5号機『パチスロ モンスターハンター〜月下雷鳴〜』のゲーム性を受け継いだ『パチスロ モンスターハンターワールド:アイスボーン™』、シナリオ管理型ATが高純増タイプとして帰ってきた『戦国コレクション5』は、ともにシリーズ最新作のメダル機となります。

また、パチンコの人気コンテンツがパチスロに登場した『パチスロ機動戦士ガンダムユニコーン』、前兆ナシで何かが起こる「ダイレクトリンクシステム」が特徴の『パチスロ盾の勇者の成り上がり』といった、目新しい機種もこの時期に登場しました。

パチスロリリース機種数:13機種(スマスロ0機種)

[table id=70 /]



トピック:2023年導入台数TOP10

[table id=74 column_widths=”10%|55%|15%|20%” /]

■情報提供:株式会社ピーワールド・インサイト
※値は全国パチンコ店情報サイト「P-WORLD」加盟店の登録台数から算出した2023年1月~12月の推定導入台数です。

2023年パチスロ導入台数TOPだったのは『スマスロ北斗の拳』で約84,100台となります。2022年12月以来のスマスロとなりましたが、他機種と比較しても導入台数は群を抜いており2023年のパチスロシーンをけん引した機種と言えます。

2位の『ゴーゴージャグラー3』は、続々と登場するスマスロや6.5号機の導入の中でも2位ということで、ジャグラーシリーズの人気の高さがうかがわれます。

TOP10で見てみるとスマスロが大半を占めることとなり、導入台数・機種数ともにスマスロが本格的に導入された2023年であることが分かります。



2023年4~6月のパチスロシーン

★「KIBUN PACHI-PACHI委員会」発足

2023年4月21日、ファン獲得に向けて、休眠層や新規層へのリーチを目指したプロジェクト「KIBUN PACHI-PACHI委員会」が発足しました。

KIBUN PACHI-PACHI委員会は「パチパチ(パチンコ・パチスロ)の魅力から遠ざかっていた人、そして全く触れたことのない人へ、いまの時代に合った新しいワクワクを届けていく」ことを目標に掲げています。

★「KIBUN PACHI-PACHI ショールームラリー」開催

2023年5月28日と6月4日、日工組(日本遊技機工業組合)は各メーカーの最新機種やイチ推し機種が楽しめる試打イベント「KIBUN PACHI-PACHIショールームラリー」を開催。試打会場を巡って抽選会に参加できるスタンプラリー企画で多くの参加者を集めました。

★「パチスロサミットONLINE」リニューアル

2023年6月7日、「パチスロサミットONLINE」がリニューアルし、それまでスマスロ特設サイトとしてまとめられていたコンテンツが「もっとスマスロ!」に刷新されました。スマスロの遊び方やスマート遊技機専門店のレポート動画などが追加されています。

★日電協総会、小林友也氏が新理事長に就任

▲前列左から、信田副理事長、大泉副理事長、里見副理事長、小林理事長、兼次相談役、飯島専務理事、鶴見常務理事。後列左から、佐野監事、湯澤監事、正岡理事、宮良理事、沖田理事、国本理事、岩堀理事。

2023年6月8日の日電協総会にて、任期満了に伴う役員改選で小林友也理事長(株式会社北電子)をはじめ新役員が選出されました。

代表的な機種

▲4~6月の代表的機種

[table id=67 column_widths=”60%|15%|25%” /]

■情報提供:株式会社ピーワールド・インサイト
※値は全国パチンコ店情報サイト「P-WORLD」加盟店の登録台数から算出した2023年1月~12月の推定導入台数です。

2023年を通してトップ台数となった『スマスロ北斗の拳』が4月に導入されました。かつての4号機時代にパチスロブームを築き上げたゲーム性の復活ということもあり、全国のホールに導入され休眠層の掘り起こしにも貢献した機種となりました。

小役やCZでATを目指しつつ、シリーズお馴染みの確定役や全回転フリーズが特徴的な『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』、新ボーナス抽選システム「十字目変換」を搭載し、ボーナス後に突入する伝導者の影でエピソードボーナスを引くとボーナス高確率状態の炎炎激闘に突入する『パチスロ 炎炎ノ消防隊』がメダル機として登場しました。

パチスロリリース機種数:16機種(スマスロ6機種)

[table id=71 /]



トピック:スマスロの設置台数と比率

スマスロの設置台数(月別)

2022年11月~2023年12月にかけてホールに設置されているスマスロの台数は上記のとおりです。2023年末で、およそ37万台超となっています。

メダル機とスマスロの設置比率

これをメダル機との設置比率で見ると、2023年末でスマスロが約28.3%を占めていることが分かります。

■情報提供:株式会社ピーワールド・インサイト
※値は全国パチンコ店情報サイト「P-WORLD」加盟店の登録台数から算出した2023年1月~12月の推定導入台数です。

2023年7~9月のパチスロシーン

KIBUN PACHI-PACHI 委員会が「お台場冒険王2023」にブース出展

2023年7月22日~8月27日、KIBUN PACHI-PACHI委員会は「お台場冒険王2023 SUMMER SPLASH!」に協賛し、「KIBUN PACHI-PACHIスマートリゾート」と題したブースを出展しました。

スマパチ&スマスロやスマートボールを体験してプレゼントをもらえる抽選会に参加できる企画となっており、多くのパチンコパチスロ未経験者が来場しました。

★「パチスロサミットONLINE」新コンテンツ登場

2023年8月1日、「パチスロサミットONLINE」では「大喜利コンテスト2023」 「マンガ『龍馬が打つ』」 「スロサミRADIO」といった新コンテンツをスタートさせました。

★スマスロ総設置台数23万台まで増加

2023年7月末時点でスマスロ総設置台数は約23万台にまで増加し、パチスロ機全体に占めるシェアは約18%となりました。

★全国学生ぱちんこ大会「PS:JAPAN2023」全日程終了

2023年7月31日~9月5日、全日本学生遊技連盟が主催する全国学生ぱちんこ大会「PS:JAPAN2023」が開催されました。

パチンコパチスロの実技テスト・知識テストで競い合い、1ヶ月に渡る地方大会を勝ち抜いた代表チームが決勝の地・沖縄に集い日本一が決定しました。

代表的な機種

▲7~9月の代表的機種

[table id=68 column_widths=”60%|15%|25%” /]

■情報提供:株式会社ピーワールド・インサイト
※値は全国パチンコ店情報サイト「P-WORLD」加盟店の登録台数から算出した2023年1月~12月の推定導入台数です。

スマスロや6.5号機がホールに導入され続ける中で、約38,500台の導入となった『ゴーゴージャグラー3』は幅広いファンに愛されるさすがのジャグラーシリーズと言えます。

上乗せ・ボーナス・ループで出玉を増やし、エンディング後は50%以上で「プレミアムヴェンデッタモード」に突入する『スマスロ バイオハザード:ヴェンデッタ』、初代を意識したゲームフローで純増が約5枚/Gにアップした「真強カワラッシュ」など、強力な出玉トリガーを搭載した『L戦国乙女4 戦乱に閃く炯眼の軍師』、ATで「運命の一劇」の権利を獲得して約50%を突破すれば上位AT「超からくりサーカス」と特化ゾーン「極限無双」に突入する『パチスロ からくりサーカス』は、ともにスマスロならではの機種と言えるでしょう。

また、初当りの軽さが特徴的なシリーズ最新作『パチスロ傷物語-始マリノ刻-』もメダル機としてこの時期に登場しています。

パチスロリリース機種数:20機種(スマスロ10機種)

[table id=72 /]



トピック:メダル機とスマスロの導入状況比較

2023年メダル機とスマスロの導入台数

※グラフ内の台数は、最大設置時の台数となります。

各月の導入台数を見ると、4月が『スマスロ北斗の拳』の影響で突出していることが分かります。また、2023年後半から終盤にかけて、メダル機からスマスロへ推移していく傾向がうかがわれます。

2023年メダル機とスマスロの累積導入台数

※グラフ内の台数は、最大設置時の台数となります。

累積台数で見ると、5月にスマスロとメダル機が逆転していることが分かり、2023年終盤にはその差が広がっています。

2023年メダル機とスマスロの累積導入台数比率

そして、2023年の1年間で導入台数を比較すると、スマスロが約62.3%を占め、残りがメダルを使用した6.5号機やノーマル機となります。

■情報提供:株式会社ピーワールド・インサイト
※値は全国パチンコ店情報サイト「P-WORLD」加盟店の登録台数から算出した2023年1月~12月の推定導入台数です。

2023年10~12月のパチスロシーン

日電協・回胴遊商がショールームラリー開催

2023年10月1日、日電協と回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)は、各メーカーの最新機種やイチ推し機種が楽しめる試打イベント「パチスロ版 KIBUN PACHI-PACHIショールームラリー」を開催。試打会場を巡って抽選会に参加できるスタンプラリー企画で多くの参加者を集めました。

「KIBUN PACHI-PACHI秋のトリプルスタンプラリー」開催

2023年10月20日~11月26日、KIBUN PACHI-PACHI委員会は「KIBUN PACHI-PACHI秋のトリプルスタンプラリー」を開催しました。

「パチスロサミット2023 in 秋葉原」 「みんなのパチンコフェス2023」 「全国パチンコ・パチスロ ファン感謝デー」といった3つのイベントで連動しており、webサイト訪問や抽選参加で当選確率がアップするスタンプラリー企画でした。

日電協・日工組・回胴遊商が「パチスロサミット2023 in 秋葉原」開催

2023年10月21日、日電協・日工組・回胴遊商は「パチスロサミット2023 in 秋葉原」をベルサール秋葉原にて開催しました。

パチスロファン、および新規ファンの皆さまにパチスロの楽しさや面白さを伝えることを目的としており、リアルイベントとしては約4年ぶり8回目の開催となりました。

パチンコパチスロファン参加人口は微増、売上横ばい

2023年10月31日、公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研は『レジャー白書2023』を発刊し、パチンコパチスロ参加人口は前年より50万人増の770万人、参加率8.1%、市場規模14.6兆円の横ばいと推計しました。

日工組が「みんなのパチンコフェス」開催

2023年11月3~4日、日工組は「みんなのパチンコフェス2023」をベルサール高田馬場にて開催しました。 試打やレクチャーなどの企画、多くの出演者によるステージが催されたイベントに多くのファンが集いました。

全国パチンコ・パチスロファン感謝デー開催

2023年11月17~19日、全日遊連は「2023年度第33回全国パチンコ・パチスロファン感謝デー」を開催しました。

全国の組合加盟店舗で実施され、ファン感謝デーの期間中は実施店舗で抽選くじが遊技客に配布され、様々な賞品がもらえる企画となっていました。

代表的な機種

▲10~12月の代表的機種

[table id=69 column_widths=”60%|15%|25%” /]

■情報提供:株式会社ピーワールド・インサイト
※値は全国パチンコ店情報サイト「P-WORLD」加盟店の登録台数から算出した2023年1月~12月の推定導入台数です。

シリーズ待望の最新作として、『スマスロ劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語f-フォルテ-』が11月に導入されました。

同じくシリーズ最新作『スマスロバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 天膳 BLACK EDITION』が2023年末に導入されました。ゲーム性は前作やこれまでのシリーズを踏襲しつつ、スマスロならではの新要素として「宿怨チャレンジ」「宿怨ループ」を搭載しています。

続く『L エヴァンゲリオン ~未来への創造~』『L リングにかけろ 1 V』『スマスロモンキーターンV』もスマスロとなっており、2023年の終盤はいよいよスマスロが導入機種の大半を占める状況となりました。

パチスロリリース機種数:24機種(スマスロ13機種)

[table id=73 /]


2023年はスマスロ躍進の年となりましたが、2024年に入り『吉宗RISING』『Lパチスロ マクロスフロンティア4』『スマスロ バイオハザード ヴィレッジ』『L 仮面ライダー 7RIDERS』などのスマスロや、メダル機『パチスロ武装神姫』などが既に導入されています。

2024年もファンの方々に楽しんでいただける機種がリリース予定となっていますので、ぜひ今後のパチスロにご期待ください。

(C)PIONEER
(C)創通・サンライズ (C)Bisty (C)Fields
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会
(C)Sammy
(C)Konami Digital Entertainment,NAS/「戦国コレクション」製作委員会
(C)Konami Amusement
(C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983,(C)COAMIX 2007 版権許諾証YRA-114
(C)Sammy
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT
(C)蝸牛くも・SBクリエイティブ ゴブリンスレイヤーGC製作委員会
(C)2017 河原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
Licensed by Aniplex Inc. Licensed by Sony Music Labels Inc. Licensed by MusicRay’n Inc.
(C)DAITO GIKEN,INC.
(C)大久保篤/講談社
(C)大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報課
(C)KITA DENSHI
(C)2017 CAPCOM / VENDETTA FILM PARTNERS. ALL RIGHTS RESERVED. (C)Sammy
(C)HEIWA
Character design by SHIROGUMI INC.
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト (C)Sammy
原作/藤田和日郎 「からくりサーカス」(小学館少年サンデーコミックス刊)
(C)藤田和日郎・小学館/ツインエンジン
(C)SANKYO
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project
[Music] Licensed by Aniplex Inc. Licensed by Sony Music Labels Inc.
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT
(C)山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO
(P)KING RECORD CO.,LTD.
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT
(C)カラー (C)Bisty (C)Fields
(C)車田正美/集英社・東映アニメーション
(C)CROSSALPHA (C)F
(C)河合克敏・小学館/モンキーターンプロジェクト
(C)YAMASA (C)YAMASA NEXT

1 2
TOP